どちらが進んでいるか?やはり広島だろう。本ブログでは岡山ばかり取り上げているが、近県の状況もこれからは紹介していくことにする。今回は地方銀行の取り組みについて。
広島にはかつて「HIROCA」という地域通貨があったが残念ながら2021年で終了。地域通貨が成功するか失敗するかはその普及度合にある。ところが、よく調べてみると「〈ひろぎん〉PASPY」というものが存在する。これはQUICPay(コンビニ、ショッピングモールならほぼ使える)、PASPY(岡山で言うとハレカ)が一体になったものである。広島市内に住むならこれ1枚で十分かもしれない。岡山市と広島市で大きく違うのは公共交通機関である。広島市内には路面電車、バスがあり市内の移動は便利だ。
さて、岡山はどうだろう。中国銀行はこちら。トマト銀行はこちら。キャッシュカードとクレジットカードが一体型になっているのは評価できるが、どちらもクレジットカード(年会費有料)が必須である。最近、中国銀行からデビットカードもできたが、クレジットカード同様に年会費が有料では普及しないだろう。しかも年会費を無料にするための条件が時代遅れ。通信費は大手キャリアのみ、電気代は普通の電力会社、格安SIMや新電力は対象外。これはつまり無駄な費用を払えというメッセージ。広島銀行のように交通系ICカードと結びついているか、いないかの差は大きい。岡山の地方銀行といえば上記の2行。ただ、あまり普及しているようには思えない。わざわざ年会費を払ってまで使うメリットはないからだろう。カード及び電子マネー決済可能なショッピングモール、コンビニでさえ現金払いが多いからだ。この程度では使うメリットがない。地方に住むからと言ってその地元の金融機関を使う必要は全くなくなった。こちらを参照。
銀行が発行する無料デビットカード(キャッシュカード一体型)
ソニー銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、GMOあおぞら銀行、セブン銀行、PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)、三井住友銀行、みずほ銀行(年1回利用で無料)、りそな銀行、イオン銀行、スルガ銀行