会社を設立したら銀行口座を開設するはずだ。2014年に私が法人を設立したときは、特に調べず銀行口座を作ってしまった。その経験から注意点を載せておく。新たに法人設立する方は参考にしてほしい。ただ、業務内容や会社形態、会社の規模によってどこに口座開設すべきはかなり異なってくるので要注意である。税理士から言われたからとか、周りに勧められたとか、それで判断せず設立前からじっくり考えてほしい。
まず、作ったほうが良いのはゆうちょ銀行。法人なので必要書類が多いが、審査はそんなに厳しくない。入金出金無料、通帳無しでネット銀行(ネットバンキングは無料)のように使える。クラウド会計と連携しているので入金出金履歴が管理しやすい。ATMに行く必要なし。ゆうちょ銀行同士の振込は月5回まで無料(2020年4月からゆうちょATMは回数に関わらず有料100円)。業務内容によって異なるが、個人でもゆうちょ銀行口座を持っている人はかなり多いので取引が楽かもしれない。
次はPayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)
セブンイレブンATM、ローソンATM、E-netATM及びゆうちょ銀行ATM3万円以上の入金出金無料。クラウド会計ソフトとも連携している。
上記2行は入金出金及びネットバンキングは無料。そして、利用可能なATM(全国で利用可能)が多いのがメリットである。ネットバンキングのセキュリティ対策も良い。地方銀行のネットバンキングはおまけのようなものである。
なお、融資を受けたいなら日本政策金融公庫がオススメ、わざわざ地銀や信金と仲良くする必要はない。融資を受けたいから定期預金をするという無駄な行為は止めよう。
法人設立後、拠点を移動するとなった場合、地方銀行や信金では不便になる。そういう万が一の事態にも備えておこう。