平等であるという幻想

医療が平等だという原則とはどういうことか。

まず、平等であるとは幻想である。Aさんに効果があった治療法や薬はBさん、Cさん、Dさんにも効くのだろうか。この4人の身体組織、日常生活、食生活、思考などは全く同一のものなのだろうか。

体の反応も同じなのだろうか。そうではない。千差万別である。したがって本来なら4通りの治療方法が存在すべきなのだ。ところが、人数が増えてくると困ってしまう。

100人なら100通りになってしまうからだ。だから、「みんな一緒」という幻想から何もかも始まっているのだ。

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