岡山空港

もったいない!あまり知られていないが岡山空港には3000mの滑走路がある。ちなみに岡山地元民がよく向かう日本一利用者の多い羽田空港には3000mと2500mの滑走路が2本ずつ合計4本ある。つまり、岡山空港とは国際空港並の設備があるのだ。3000mとはヨーロッパまで飛べる飛行機が使える滑走路である。にも関わらず主な目的地は羽田。

岡山空港を岡山市中心部から空港まで30分、駐車場無料とやたら強調するがそもそも誰のための空港なのだろうか。確かに岡山地元民のためと言えばそうなのだが、本来空港とは来てくれる人、つまり旅行者のためのものではないのか。駐車場が無料でも岡山に来る人にはなんのメリットもない。あの北海道でさえ旅行者は公共機関を使うのだ。旅行者とは海外から来るお客さん。今、政府や地方が力を入れているのは観光客誘致である。それなのに岡山空港は駐車場無料をアピールしてどうするのか。

岡山空港から海外に行けると行っても毎日運航はソウル、上海便のみ。これらを経由すれば遠くに行けるのかもしれない。現実を見てみよう。岡山にたくさん来てくれている観光客は台湾と香港からである。なのに台湾と香港へは毎日運航されていない(2018年現在は台湾便は週6日、香港便は週2日)。関西から岡山へのアクセスは悪くないのでわざわざ直接岡山に来るメリットはなんだろうか。だからこそ岡山地元民がもっと台湾と香港に行くべきである。岡山の魅力は何なのか、岡山地元民がわからない。それでは何も先に進まない。
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